Ogawa Crude Laboratory

このサイトで学べること発見できること

小川生薬は大正十四年(1925年)に創業し生薬の原料販売をスタートしました。
生薬とは、薬効をもつ植物、動物、鉱物などの自然の恵みのことをいいます。
現代科学をもってしてもいまだ解明されぬ生薬の力や古くから伝承されてきた先人達の知恵を、より身近なものとして少しでも多くの方に知っていただくために健康茶・健康食品の製造販売を行って参りました。

このOgawa Crude Laboratoryのページでは、小川生薬の取り組みなどを知っていただくのと同時に、皆様に生薬の世界や先人達の英知とも呼べる知恵と技術をお伝えしたいと思います。

昨今では便利な社会へと移り変わってきた反面、自然と触れ合う機会も減り、自然環境の中で学ぶことができる機会も少なくなってきているように感じます。
例えば、昔は竹の葉や柿の葉がおにぎりやお寿司などの包装として利用されていました。
最近の研究によって竹の葉や柿の葉の裏側には優れた抗菌作用があることが分かりました。
道端に生えているヨモギはすり潰して傷薬に、食あたりや下痢の際には生の葉の絞り汁が飲まれていました。
また、食用の野草には有害な成分を含んでいるものもあります。昔の人はそれらを水にさらしたり、煮出したりして毒素を抜いてから食べていました。

人類の歴史や経験に基づく生薬という知恵は、人々が長年親しみ活用してきたという史実こそが安全性をも含めた最高のエビデンスであると考えます。そして、さらに著しく発展する現代科学の力によって、その不思議を解明し、より進化したカタチと科学的なエビデンスをもって次の世代へと残していくことがわたくしたちのミッションであると考えています。